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金比羅山の砦のおおまかな所在地。
緑の部分は大まかな範囲で、赤線は探訪の際に利用したルートを示す。 |
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鎌原城から金比羅山の砦を望む。
長野原(東)方面からの視界を補う役割を担っていたというが、確かに鎌原城より金比羅山の砦の方が見やすそうだ。
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事前情報が無かったので、尾根伝いに行こうという事で、有料道路(料金所さえ通らなければ無料)の道沿いの尾根から取り付く事に。 |
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しかし、この尾根がかなり細く、雪も積もっているという事もあってかなり慎重に進む事を余儀なくされる。 |
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しばらく進むと広い尾根に出る。削平されたような痕跡は見られるが、堀や土塁などといった遺構は見当たらない。 |
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更に先は先ほどより細くなった尾根が待ち構えていた。
見るからに実に滑落したくない所で、進むかどうか5分程考えたが、やっぱり行くことにした。 |
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地図に示した赤線を辿るとこの鞍部に出る。
西側はコンクリートで塗り固められた法面で、急斜面に雪も加わり、かなり滑りやすかった。 |
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滑りやすい道を登りつめ、ようやく堀切に出会う事ができた。
小ぶりな堀だが、今までの労力が報われる瞬間であった。 |
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本曲輪だが、あまり人が訪れないのか、少々荒れている。一応テレビアンテナもあったが、基盤が露出してたからもう使用されてないと思われる。 |
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その先には切岸になっており、東側は土塁になっていて、そこだけ堀切になっている。
この砦で一番写真写りのいい場所だと思われる。 |
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先ほどの場所より先に進み振り返った所。
土塁があって、その右側は緩やかに傾斜になっている。
実はこの先進めるのか遺構と思ったが、地形図を見ると絶壁状態のようなので、ここから引き返す事にした。 |
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道を尾根の鞍部まで戻ると近くに先ほどの有料道路がカーブしている事に気付いた。
堀切などの明確な遺構をご覧になりたい方はこの有料道路の脇から取り付くのが良さそうである。比較的勾配も緩く、近距離なのでお勧めする。 |
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そんな事でいつものラクガキを。
砦の本体と思われる堀切のある部分と、痩せ尾根の先にある平場との関係は不明。
なお、西側と北側は一部崩落しているので滑落には充分な注意が必要。 |