中世城館を調べる方法

 3 自分の地図を持つ便利さ
 有名な中世城郭で徐々に遺構に対する目が肥えてくると、解説無しでも土塁と堀などの城館設備の見分けがつけるようになってきます。更に中世城館について調べたいという方は、市販されている道路地図を持たれるといいでしょう。

 道路地図は中世城館への経路を見たりと道に迷わない為ではありますが、私の場合は城館の所在地はもちろん、その城域や古道や街道、些細な城館に関するメモや小字などの城館に関わる地名などを書き込むのに活用してます。地図の使い方は人それぞれですが、城館を探訪する方にとって城館の情報を書き込む地図は必須品であると言えます。

 私がかれこれ8年間愛用しているS社の地図の一部です。ここの地図は思ったよりマニアックな城館が地図に記載されているので、暇な時に見たりすると思わぬ発見をしたりして楽しかったりします。
 私の地図の使い方は城館跡のマーキング、そして地図に書き込みすぎると読めない解説の場合は、写真の様に付箋を貼り付けて使用しています。またサイズが1:30000の地図にしておくと埼玉県内の市町村が1ページそのまま入ったりして、市町村内の城館の所在地把握に役立っています。

 地図の使い方は人によってさまざまです。まずは書店などに行き、自分が使い易い地図を探してみる事からしてみるといいかも知れません。少々高いですが、それなりの効果を発揮する道具(人によっては資料)ですから。

● ネット地図から見えない遺構を探してみよう
 
 近年はインターネットの環境もより高速に閲覧できるようになり、自宅に高速インターネットができる人であれば自宅に居ながら地図を調べる事ができるようになりました。有名な城跡であればどこの地図にも記名がありますが、無名な館跡などになるとまったく表示がありません。そこでインターネット上で閲覧できる地図から調べて調査をする方法もあります。
 下に私がいつもお世話になっている地図サイト様を載せてみました。サイト名の所をクリックしていただければ該当サイトのトップページに行く事ができますので、参考のまでにご覧頂ければと思います。
サイト名 運営主体 説明
歴史的農業環境
閲覧システム
農業技術環境
研究所様
 明治時代初期に作られた『迅速測図』を閲覧できるサイトで、関東の平野部を中心に描かれております。明治時代の道の形状や地形を調べる時に大変参考になります。
 また、現在の道路や河川、鉄道などを線で上書きしてあり、閲覧者に優しい作りになっております。
国土変遷アーカイブ
空中写真閲覧
国土地理院様  古くは戦後米軍によって撮影された物から現代に至るまでの航空写真を閲覧できる結構貴重なサイトです。今では破壊されたかっての古道などを辿るのに便利で、街道沿いの館跡を追求するのに大いに参考にさせていただいております。
電子国土ポータル 財団法人
日本地図センター様
 上記の国土地理院様の地図を閲覧できるサイトです。地図は等高線がしっかり描かれており、山間部の城郭の位置関係を見るには最適な地図となっています。
 地図に書き込んで保存もできるので、城館跡同士の連絡関係や、位置関係を書き込んで考察する事ができて大変便利なサイトです。一部になりますが航空写真もあります。
いつもNAVI 株式会社
ゼンリンデータコム様
 当サイトの城館所在地の案内として利用させていただいている地図サイトです。街中の地図特に家屋の形状などに関しては木目細やかに書き込まれていますので、都心部の地形などを把握するのには非常に適したサイトとなっております。
 上記の地図サイトは利用上の注意事項が書いてあります。ご利用の際は各サイトの利用規約をよくお読みになりご利用くださいますようお願い致します。

 
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